キャメロットの世界に酔いしれる

 

満員御礼の日生劇場を初体験し

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WEST.の青春の場所、憧れの松竹座に初めて足をふみいれることができた

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本当に最高に幸せなひとときだった

 

 

ここから、盛大なネタバレ含みます

観劇してからご覧ください

 

 

 

 

キャメロットのこと全然予習しないでみた初回

 

キャメロットが土地名だったということも、アーサー王の歌の中で知った

恥ずかしい

 

そんなわたしでも心から楽しく

心が揺れ動くアーサー王、グィネヴィア、ランスロットに感情移入して苦しくなったりお互いの夢に思いはせたり、涙した。

 

アーサー王は、ボンクラって呼ばれていたけど

決して勘が鈍いわけでなくて

惹かれあい愛し合っているグィネヴィアとランスロットのことは結構はじめの方から気付いてた

その上で2人のことを愛していたし、2人のことを信じてた。だからこその苦悩が辛すぎた。

 

最初にグィネヴィアがワクワクしながら望む

グィネヴィアを奪い合う

世界になっていくのがとっても辛かった

 

ランスロットは、はじめての恋だった(?)から

あんなにもグィネヴィアへの想いを

止められなかったのかな…

あなたが我慢できたら…こんな悲惨な結果にはならなかったのかな…

 

アーサー王と神としか話さないと言われていたランスロットの心を奪ったグィネヴィア凄い

 

グィネヴィアは、大姫であるのを退屈といいながら、強くて勇敢でアーサー王にも物怖じせず新しいことにも積極的で強い女性でかっこよかったな

アーサー王ランスロットが惚れるのもわかる

 

モルドレッド、素晴らしかった…

悪いやつなんだけど、新しいことを思いついてそれが聡明だからついて行く人もいて、憎めなくて、程よい悪人具合とってもかっこよかった…

(入野自由さん他の作品機会があればみたいな)

 

 

5月のピクニックの何重にも重なる歌声圧巻で大好きだしオケが最高だった

1幕が始まる前の曲がランスロット様の曲だったのが嬉しかったし(やっぱり1幕の象徴する曲だったからなのかな)徐々に暗転していく照明も素晴らしかった。

夜のシーンの照明で、床に窓から月明かりがさすのが表現されてて、キャメロットは今日も素敵な月がみえてるんだなと想いを馳せることができた

 

全てが素晴らしくて全身で音楽と歌と演技を浴びることができて最高だった。

 

そして言わずもがな

ランスロット様の桐山照史さんの歌声が本当に素晴らしすぎた。

低音でのぶとくて伸びやかで美しくて、堂々としてて自信に満ち溢れてて優しくて。

オケにまったく負けてない。

心情の変化から徐々に優しく甘くなる歌声は圧巻としかいいようがなかった。

 

特に2幕の最初ランスロット様の歌は、甘すぎて溶けてしまうんだけど、

歌の最中にハハッとマイクにものらないような声で笑うところがあって。

11/7のマチネで私は初めてはっきりきけてうっとりしてしまったの。

きけてほんとうにほんとうによかった…。

 

最後にわたしが大好きなランスロット様の仕草をまとめてみようと思うよ(⭐️はわたしが1番好きな仕草)

 

・登場の歌で"わたしだ"の時に手に胸をあてる仕草

アーサー王と話している時にぴしっとさせようと短いマントをくっとなおす仕草

アーサー王を殴ってしまったのがわかった時に、恥ずかしくて顔があげられない時

・戦いの準備をするように手下に指示する手

・周りの騎士から嘲笑われたとき、ランスの手下に行くぞという手

・奇跡を起こす前のグローブを手から外す仕草からの手を傷にかざし、手を握り、祈りを捧げる姿

⭐️騎士の称号を与えられる時にアーサー王の元から戻る時の立ち上がる時にマントをバサッとさせながら立ち上がる所

アーサー王のつくった今後の計画の巻物を手にワクワクしながらいろんな巻物の持ち方をする所と素晴らしいっ!(フランス語で多分)と突き上げるときの角度指先

・ランスがジェニーにはじめて想いを伝えるときにまっすぐ目をみつめて愛を告白するのに、次の場面ではすぐに目を逸らすところ

・ランスとジェニーのシーンで羽根ペンをもちかきものをする姿(背中がピシッと伸びてるところも好き)

 

 

素敵な作品に出逢わせてくれた

桐山照史さんに感謝いたしましす!

またランスロット様に逢いたいです!!